ここではDockerでよく使うコマンドをご紹介します!
Dockerでよく使うコマンド
Dockerイメージ一覧を表示する
ローカルのDockerイメージを一覧表示する。
$ docker images
Dockerfileからイメージをビルドする
「ビルドコンテキスト」とは、イメージを作成するときにアクセスできるディレクトリやファイルの範囲を示すもの。
イメージに含めたいファイルやディレクトリがある場合は、ビルドコンテキスト内のファイルからコピーすることができる。
ビルドコンテキストに含まれないファイルはイメージ作成時に参照することができないので注意。
また、イメージ作成時に参照される「Dockerfile」はビルドコンテキスト上にあるファイルが使用される。
$ docker build -t <タグ名> <ビルドコンテキストの指定>
// e.g.
$ docker build -t docker-whale .
Dockerコンテナを起動する
指定したイメージを使ってDockerコンテナを起動する。
$ docker run <イメージ名>
起動するだけなら上記コマンドでOKだが、普段は下記のコマンドで起動するのがオススメ。
<コンテナ名>に任意の名前を指定すると、コンテナの識別や操作にこの名前を使えるのでなるべく指定したほうが良い。
「-d」はデタッチモードで起動するためのオプションである。デタッチモードとは、バックグラウンドでコンテナを起動することである。
$ docker run --name <コンテナ名> -d <イメージ名>
また、「-it」をつけて実行するとコンテナを終了させずに起動することができます。(コンテナのRoot Processがbashなどの場合)
$ docker run -it --name <コンテナ名> -d <イメージ名>
centosなどのイメージの場合は以下のコマンドでコンテナの中に入って作業することができるようになります。
$ docker exec -it <コンテナ名> bash
# e.g.
$ docker exec -it centos bash
[root@39dcd9aeb737 /]#
Dockerコンテナを停止する
$ docker stop <コンテナ名 または コンテナID>
起動しているコンテナの一覧を表示する
「-a」オプションをつけると、停止しているコンテナも表示される。(停止しているコンテナを削除する際に便利)
$ docker ps
// 停止しているコンテナも表示
$ docker ps -a
停止しているコンテナを削除する
$ docker rm <コンテナ名 または コンテナID>
Dockerイメージにタグ付けする
$ docker tag <元イメージ名> <新イメージ名>:<タグ名>
Dockerイメージの詳細情報を表示する
Dockerイメージに含まれているファイルなど、イメージの詳細を確認することができます。
$ docker inspect <対象のイメージ名 または イメージID>
ローカルイメージを削除する
ローカルにあるDockerイメージを削除します。
「-f」オプションをつけると強制削除になります。
※タグ名を付けないと「latest」のイメージが削除される
$ docker rmi <対象のイメージ名 または イメージID>
参考情報
この書籍ではDocker・Docker Compose・Kubernetesについて実践的な内容が解説されています。
DockerもKubernetesも大事なポイントを絞って解説されていて、これからはじめようと思っている人にはぴったりの内容。
Docker関連技術を網羅的に学習できます。