ローカルリポジトリしかアクセスできない環境下でGradleを使いたい!
ここでは外部サイトにアクセスできない環境下、つまりローカルリポジトリしか参照できないような環境下でGradleを使用するための設定について解説します。
目次
ローカルリポジトリだけ参照するようにGradleを設定する
build.gradleの設定
build.gradleについてはリポジトリを指定するrepositories{・・・}ブロックを使ってGradleが参照するリポジトリを設定します。
plugins {
id "org.springframework.boot" version "2.6.7"
id "io.spring.dependency-management" version "1.0.11.RELEASE"
id "org.jetbrains.kotlin.jvm" version "1.6.21"
id "org.jetbrains.kotlin.plugin.spring" version "1.6.21"
}
repositories {
maven {
// ローカルリポジトリのURL
url "http://hogefuga/repo"
}
}
・・・省略
settings.gradleの設定
settings.gradleではPluginに関する設定を行います。
Gradleで使用するPluginは、デフォルトだとGradle Plugin Portalのサイトを参照します。
そこでsettings.gradle内でpluginManagement{}ブロックを指定して、Plugin取得時に参照するリポジトリをローカルリポジトリに変更してあげます。
pluginManagement {
repositories {
maven {
// ローカルリポジトリのURL
url "http://hogefuga/plugins"
}
}
}
この状態でGradleの同期を実施するとローカルリポジトリだけを参照してくれるようになります!
KotlinDSLの場合(build.gradle.kts、settings.gradle.kts)
Kotlin DSLの場合は以下のように設定してください。
plugins {
id("org.springframework.boot") version "2.6.7"
id("io.spring.dependency-management") version "1.0.11.RELEASE"
kotlin("jvm") version "1.6.21"
kotlin("plugin.spring") version "1.6.21"
}
repositories {
maven {
// ローカルリポジトリのURL
url = uri("http://hogefuga/repo")
}
}
・・・省略
pluginManagement {
repositories {
maven {
// ローカルリポジトリのURL
url = uri(""http://hogefuga/plugins")
}
}
}
参考
なんとなく使っているGradle。少し古い書籍ですが、やっぱり基礎が大事。今更ですがもっと早く読んでいればよかった・・・