ここではWEB系でよく使われるプログラミング言語を紹介します
WEB系のシステム開発でよく使われているプログラミング言語を7つ紹介します。
それぞれのプログラミング言語がもっている概要や特徴について解説しています。
WEB系でよく使われるプログラミング言語7選
この記事ではWEB系でよく使われるプログラミング言語をフロントエンド、バックエンド別に紹介します。
- フロントエンドとは
ユーザーが利用するWEB画面に相当する部分のことをフロントエンドといいます。
文字を入力したり、ボタンをクリックしたりする部分のことを指します。 - バックエンドとは
サーバー側の処理の部分のことをバックエンドといいます。
画面から入力された情報を元にサーバー側でデータベースから検索する処理など、ユーザーからは見えない裏方の部分のことを指します。
フロントエンド
JavaScript
WEBブラウザー上で動作するスクリプト言語です。
この言語はWEBブラウザ上に表示するページに動きをつけたり、入力フォームなどがあるページでは入力された値のチェックをしたりするときに使用されます。
例えば、WEBページのリンクやボタンをクリックした時にポップアップウィンドウを表示したり、メイン画像がスライドして切り替わったりるするような動きをつける場合に利用されています。
TypeScript
先ほど紹介したJavaScriptを拡張して作られた言語で、Microsoftによって開発されました。
TypeScriptはコードをコンパイル(正確にはトランスパイル)するとJavaScriptに変換されます。
コードのコンパイルとは、コードの文法的な間違いを教えてくれて、コンピュータが効率よく実行できるコードに変換する機能のことです。
TypeScriptはコードをコンパイルすることにより、文法的に誤りが部分を教えてくれるためコードのケアレスミスなどに事前に気づくことが可能です。
JavaScriptの場合はコンパイルを行わないので、文法的に誤りがあった場合でもプログラムを実際に動かしてみるまで誤りに気づくことができません。
JavaScriptとの違いとしては、TypeScriptは大規模な開発に耐えられる設計になっているため、JavaScriptと比べると生産性が高いことがあげられます。
そのため、Googleが社内の標準開発言語としてTypeScriptを採用したことで需要が増えています。
バックエンド
Java(ジャバ)
Write onece run anywhere(一度(プログラムを)書けば、どこでも動く)をスローガンに1996年にサン・マイクロシステムズによって開発されたオブジェクト指向プログラミング言語です。(現在はOracle社に吸収合併されたため、ライセンスはOracle社が保有しています)
バックエンドのプログラミング言語としは、現在でも中〜大企業で高い需要があります。
言語の発表から25年と歴史がある言語で、現在までにJavaで作られたWEBアプリケーションは数えきれないほど存在します。
そのため、本業としてこれからプログラマーを目指している人はまずJavaを習得することをおすすめします。
Java言語自体の習得はそこまで難易度は高くはないですが、Javaに関連する周辺技術の数が非常に多く、言語以外にも覚えることがたくさんあります。
もし、未経験からJavaを学習したいという人はJavaが学べるプログラミングスクールを利用して効率よく学習してみるのはいかがでしょうか。
Javaに関しては歴史のある言語ですので、例えばネットで調べても非常に多くの情報が得られますが、何が最新の情報で何が古い情報なのかを把握しながら学習していくのは時間がかかりそうではないですか?
そう考えるとやはり、効率が良さそうなのは知っている人に教えてもらうことではないでしょうか。
最近のスクールは学習もオンラインですべて完結、しかも効率よく着実にスキルアップできるので学びやすい環境が整っていますよね。
以下におすすめのプログラミングスクールを紹介しますので気になる人は是非チェックしてみてください。
・現役エンジニアのオンライン家庭教師【CodeCamp】
・TechAcademy [テックアカデミー]
Kotlin(コトリン)
2011年にJetBrains社によって開発されたプログラミング言語です。その後、2017年にGoogleがAndroidの正式な開発言語に採用したことにより注目を集めました。
KotlinはコードをコンパイルするとJavaと同じ実行環境(Java仮想マシン)で動作するコードに変換されます。
厳密ではありませんが、簡単に説明するとKotlinで書いたコードをコンパイルするとJavaのコードに変換されるイメージだと考えて下さい。
KotlinはJavaと互換性があります。
つまり、KotlinはJavaと同じ実行環境であるJava仮想マシン上で動作するため、Javaで作成したアプリケーションをKotlinで作成したアプリケーションから呼び出すことができます。また、その逆(JavaからKotlinを呼び出すこと)も可能となっています。
これは、開発言語にKotlinを採用した場合でも、過去に作成したJavaのアプリケーション(資産)をそのまま有効活用できるということになります。
また、KotlinはJavaと比べて言語としての表現力が非常に高い設計になっています。
そのため、同じ機能を実現する場合でもJavaよりも少ないコード量で記述できます。
私はもともとJavaをメイン言語として仕事をしてきて、数年前からKotlinでも仕事をするようになりましたが、Kotlinがあまりにも快適なためにJavaには戻れなくなってしまいました・・・
実際にコードを書いてみて思うのは、現在はバックエンドで使用される言語はJavaが主流ですが、今後はKotlinに置き換わっていくのでは?と思わせるほど可能性を秘めている言語だということです。
Java言語を習得している人がKotlinを習得するのは比較的容易だと思いますで是非チェックしてみて下さい。
まずはKotlinを体験したいという人はウェブブラウザ上で簡単なチュートリアルを試すことができますので、公式サイトのこちらをチェックしてみましょう。
Ruby(ルビー)
Rubyは1995年に発表された言語です。日本人の「まつもとゆきひろ」氏によって開発されたプログラミング言語になります。
Web開発の場合、Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)と呼ばれるRubyを使用したフレームワークで開発が進められます。
Ruby on Railsは少ないコードでWebアプリケーションを素早く開発できることが特徴です。
開発効率に優れているので、開発スピードが求められる企業のスタートアップ時に採用されることが多い傾向にあります。
国内では、レシピサイトとして有名なサービス「クックパッド」がRuby on Railsを利用して作られています。
また、Ruby on Railsは少人数での開発に向いているフレームワークになるので、開発人数が多くなる規模が大きめのWebアプリケーション開発では採用されない傾向にあります。
Python(パイソン)
Pythonは1991年にリリースされた言語です。
Pythonというと、機械学習などAIの分野で使われているイメージが強いですが、実はDjango(ジャンゴ)やFlask(フラスク)などのWEBアプリケーションフレームワークを利用することでWEBアプリケーションも開発できる言語でもあります。
PythonはAI・機械学習では必須となる行列演算などの学術計算をするためのライブラリをはじめ、豊富な外部ライブラリがあります。
そのため、少ないコード量で多くの処理を行えるのが特徴となっています。
また、外部ライブラリが豊富であるため、日々の業務で煩雑な作業を自動化したい時など、作業効率を上げるちょっとしたツールを開発することにも向いているので習得しておくと非常に便利な言語となっています。
最近はPythonに特化したプログラミングスクールもあるようですので、習得したい人は是非チェックしてみ下さい。
AIのスキルを専門的に身に着けたい人にはAI特化型のプログラミングスクールもあります。
PHP
PHPは1995年にリリースされた言語です。
ブログの定番ともいえるWEBアプリケーションのWordPressがPHPで作成されています。
PHPはHTMLにプログラムを埋め込むことができることから小〜中規模のWEBアプリケーション開発で使用されることが多い言語です。
また、他のプログラミング言語と比較して、初心者でも習得するのが容易な言語です。
PHPはWEBアプリケーションに特化している言語のため、WEBサイト以外を作成することには向いていません。
また、先に紹介したJavaやKotlinに比べてプログラムの実行速度が遅いという点は注意が必要です。
アプリケーションのコード量が多くなってくるとパフォーマンスを意識しながら効率の良いコードを書く必要があることを意味しています。
ただ、世の中に存在する多くのWEBサイトでPHPが使用されていることもあり仕事は多く存在するのと、習得が比較的容易であることは魅力的だと思いますので、これからプログラミングを始めたいと思っている人は是非チェックしてみて下さい。
【番外編】HTML&CSS
HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)とCSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)はWeb開発では欠かすことのできない言語になります。
番外編としたのは、HTMLとCSSはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語になるためです。
HTML
Webページの構造を定義するためのマークアップ言語です。
ページのタイトルや見出しなどをHTMLタグを使い、文章の構造をコンピューターが理解できるように目印を付ける(マークアップする)ための言語になります。
Webブラウザで表示しているページはHTMLを使って作られていますので、WebアプリケーションだけでなくWebにはなくてはならない言語です。
CSS
CSSはHTMLで書かれた文書の体裁や見栄えを定義するために使用される言語です。(スタイルシート言語)
Webページの見た目の部分はCSSの定義の仕方によって劇的に変わります。
Webページのデザインにおいて、非常に重要な言語になります。
まとめ
以上、WEB系でよく使われるプログラミング言語7つを紹介しました。
WEBアプリケーションを開発する言語もアプリケーションの規模であったり、表現力の違いだったりで使われるシーンが異なることを感じて頂けましたでしょうか。
気になるプログラミング言語があったけど、どうやって学習しよう?習得までにどれくらいかかるの?などこれから始めようと思った人は、プログラミングスクールの無料相談をチェックしてみて下さい。
ますは無料WEBオリエンテーションで相談!ITエンジニアを目指せる【CODE×CODE】プログラミングスクールに興味がある人はこちらもチェックしてみて下さい。
これからプログラミングで副業をはじめようと思っている人はこちらの記事もチェックしてみて下さい。
この記事が少しでもみなさまのお役にたてば嬉しいです。